リー・シャロン
李沙龍
主人公。日本名、甲斐馨。神獣『黄龍』の保持者。中国生まれ、中国育ちの日本人。東京編では17歳。
■地上関係者
主人公。日本名、甲斐馨。神獣『黄龍』の保持者。中国生まれ、中国育ちの日本人。東京編では17歳。
沙龍の同級生。日本生まれ、日本育ちの日本人。頭脳明晰な美少年で、剣術の達人。
沙龍の異母弟。放浪癖あり。沙龍いわく「天然たらし」で女の子にはもてる。
沙龍と偃月の義姉。医師免許も持っている謎多き人。
■天界関係者
正式名は九天応元雷声普化天尊。天界軍元帥。軍人としては優秀だが、屈折度数は作中ナンバーワン。
西方軍大将。スラム出身だが、育ちが悪い割に苦労していない。九雷と緑麗の戦友。
故人。沙龍の前世の将神。九雷の恋人だった。金髪美人で無類のアルコール好き。
元東宮だったが、帝位を辞退したエレガントなドクター。九雷とは幼馴染。
■仙界関係者
西海龍王の五男。緑麗を慕っていたことから沙龍に協力してくれる。本名は敖開(ごうかい)。
崑崙防衛軍隊長。智勇も武勇も兼ね備えたキャリアウーマン。好きなお酒はバーボン。
西王母の長女。金鑾斗闕に住んでいる。玉帝とは異母兄妹。真性レズビアンで男は大嫌い。
『梨蘭編』の主人公。偃月と吉羅公主の娘。次期西王母とみなされている。色んな意味で最強の五歳児。
■四方将神
四方将神の一人。正式名、赤帝朱雀星君。字は星弥(せいや)。天界唯一の常識人。
四方将神の一人。正式名、白帝白虎聖君。字は聖霄(せいしょう)。陽気な自由人で、極度の方向音痴。
かつての四方将神の一人。正式名、黒帝玄武佑君。字は佑聖(ゆうせい)。木佐小次郎の前世。
かつての四方将神の一人。正式名、青帝青龍広君。敖光とは双子。とある事件で九雷に返り討ちにされた。
■天界編以降の登場人物
西海龍王。自称愛の狩人。緑麗の過去に色々関わっている。昔は九玄とも不倫していた。二胡の名手。
南海龍王。管弦府の長官も兼任している美女で、楽器が得意。「二行マイスター」でもある。
奏欽の兄。南方軍大将。馬鹿すぎる程のシスコンで、嫌味なインテリ。父親とは反目している。
北方軍大将。叩き上げの軍人で、美女に免疫のない、初心な大男。
『龍王編』後、東方軍大将となった、九雷と陽輝の旧友。四方軍一といわれる剣技を持つ。
東海龍王家の長女で、敖広・敖光の妹。愛称はリンリン。
天空山(泰山)の管理者で、泰山府君の娘。「四行マイスター」という比類なき神通力を持つ。
沙龍と偃月の実の父親。出生や経歴は謎。沙龍が二歳になる前に病死した。
その他
【あ行】 | |
石壁塀ノ助 いしかべへいのすけ | 『巽風編』に登場した、自称、東極山開明門の守護神。 |
上田 うえだ | 歌舞伎町の闇医者。外科医。悪役プロレスラーのような風貌。 |
宇佐 うさ | 西海龍王夫人。飛龍の母。薙刀の名手。 |
宇佐美稔 うさみみのる | 東京の探偵。通称ウサミミ。 |
栄吉 えいきち | 泰山府の職員で、公務員の上司。中間管理職なので現場にはほとんど出ない。 |
エイケイ | 帝都の城下町の鍛冶師。 |
燕 えん | 北方軍の士官。『巽風編』で北方軍の本部が襲撃を受けた際の生き残り。 |
岡田直也 | 木佐の高校の後輩。木佐を慕っている。 |
【か行】 | |
魁星 かいせい | 『absolute zero』から登場。九雷や陽輝の士官学校での同期生。"獏使い"という能力を持つ。 |
夏招 かしょう | 東方軍大将(景春)の副官。無口で、謹厳実直タイプ。 |
加納 かのう | 歌舞伎町のホストでリョウの後輩。『新宿カプリッチョ』での依頼人。 |
神谷藤四郎 かみやとうしろう | 神谷百合子の父で、沙龍の祖父。岡山で居合道場主をしている。 |
神谷百合子 かみやゆりこ | 沙龍の実の母親。岡山出身。甲斐弥太郎と共に中国へ渡り、沙龍を生んで病死。 |
玉皇大帝 ぎょくこうたいてい | 天界の統治者。神獣「麒麟」の保持者。字は昊 こう。 |
吉羅公主 きらこうしゅ | 西王母の末娘。清林山に住んでいる。 |
黒田作之助 くろださくのすけ | 木佐小次郎の祖父。 |
黒田達彦 くろだたつひこ | 木佐小次郎の叔父だが、血縁はない。黒田家に婿入りした人物。 |
黒田倫太郎 くろだりんたろう | 木佐小次郎の父親。いわくつきの人物。 |
建民 けんみん | 水雲宮の職人肌な料理長。 |
敖英 ごうえい | 敖広、敖光、巽凛の父。先々代の東海龍王。 |
敖吉 ごうきつ | 北海龍王。 |
敖光 ごうこう | 先代の東海龍王。故人。敖広とは双子。 |
敖坤 ごうこん | 東海龍王。敖光の息子。 |
公務員 | 泰山府の職員で、普段は冥府最下層で亡者を狩っている。やる気のないくたびれた中年。 |
敖明 ごうめい | 先代の南海龍王。敖丁と奏欽の父。 |
敖雄 ごうゆう | 先代の西海龍王。敖閏の父。 |
香林 こうりん | 豊隆の二番目の妻で、沙龍の育ての母。偃月の実母。蒼龍会の襲撃の際に戦死。 |
呉謙 ごけん | 近衛府の隊長。九雷と陽輝の士官学校での後輩。当時の名前は庚 こう。 |
五雷 ごらい | 九雷の部下で特務のスタッフ。『龍王編』から登場。雷法の使い手。 |
【さ行】 | |
紗衣 さい | 水雲宮の従業員で庶務全般をしている。見た目は三十歳前後。 |
椎名 しいな | 沙龍が崑崙に行く直前まで付き合っていた職人。 |
之信 ししん | 特務の軍人。『西抗編』に登場。 |
小春 シャオチュン | 上海の蒼龍会の女性スタッフ。童顔だが30代。 |
朱子 しゅし | 敖丁の副官。 |
蒋爾 しょうじ | 緑麗の舎弟三人組のうちの一人。 |
祥倫 しょうりん | 陽輝の副官。 |
ジョニー・オークラ | 泰山府の職員で、銃を改造することを生きがいにしている。 |
紫凛 しりん | 赤帝君の秘書官。お色気満載の美女で、仕事面でも有能。 |
ジン | 沙龍が歌舞伎町で出会った謎の女性。 |
秦帝 しんてい | 玉帝亡き後、帝位についた若き天帝。天真の従兄弟。 |
燧人氏 すいじんし | 崑崙の重鎮の一人。西海龍王敖閏の友で、剣術の達人。九玄の武芸の師。 |
鈴木千春 すずきちはる | 東新宿探偵社の三人目のスタッフ。マジックのスキルを持つ。 |
西王母 せいおうぼ | 西華の桃源郷に住む仙界のトップ。 |
清虚道徳真君せいきょどうとくしんくん | 九玄の部下で、普段はスカウト活動をしている。愛称はセッキー。 |
清源妙道真君せいげんみょうどうしんくん | とある人物が仙界に潜入するために使っていた名前。 |
曹昌 そうしょう | 真武君の秘書官。コーヒーを淹れるのが上手い。 |
【た行】 | |
太乙 たいいつ | 九玄の同期の仙人。呑気な科学者。 |
泰山府君 たいざんふくん | 泰山府の長官にして、冥府の主。趣味はハタ迷惑な実験とコスプレ。 |
太上道君 たいじょうどうくん | 西域の弥羅宮に住んでいる、白帝君の師父。酒と賭博が大好きで、よく人界をふらふらしている。 |
太上老君 たいじょうろうくん | 玄都に住む、天界のご意見番。政治には口を出さないが、火雲宮への発言力は大きい。 |
張 チャン | 蒼龍会の幹部。香港出身。『上海1996』に登場。アラフォー。 |
張桂 ちょうけい | 杏林会の創始者の一人で、崑崙の道士。 |
趙作 ちょうさく | 緑麗の舎弟三人組のうちの一人。 |
土御門四郎雅臣 つちみかどしろうまさおみ | 蒼龍会の張をして「日本最強」と言わしめた人物。京都在住。 |
鉄太郎 てつたろう | 通称、鉄さん。沙龍が上海で会った日本人の雀士。『東京編』と『西抗編』に登場。 |
天化 てんか | 清虚道徳真君の弟子。 |
東王夫 とうおうふ | 元天界軍元帥。西王母の夫だったこともあるが、現在は離婚している。 |
冬践 とうせん | 東方軍大将の副官。 |
董仲 とうちゅう | 北方軍の一般兵。『龍王編』に登場。 |
董天 とうてん | 上海の組織、蒼龍会の幹部。沙龍に武術やその他色々な知識を教えた。 |
杜順 とじゅん | 通称ジュン。緑麗の舎弟三人組のうちの一人。 |
【な行】 | |
太子 なたたいし | 崑崙出身だが、天界の将神になった経緯は不明。故人。 |
燃燈 ねんとう | 崑崙では人望・能力ともにトップクラスの、九玄の友人。 |
【は行】 | |
馬霊 ばれい | 九雷の部下で、特務のスタッフ。『冥府編』から登場。隻眼。 |
盤古 ばんこ | 始祖の一人。 |
盤帝 ばんてい | 盤古の子孫の一人で、数代前の天帝。 |
敏帝 びんてい | 歴代の天帝の一人。盤帝の甥。 |
ファー | 帝都の場末で診療所を開いているモグリの医者。『小龍編』に登場。 |
汎々 ファンファン | 白帝君の秘書官。十代後半くらいの容貌の朗らかな青年。諜報部出身。 |
風林 ふうりん | 香林の父。元は崑崙の道士で、杏林会の創始者の一人だった。故人。 |
庖犠 ほうぎ | 九雷の家庭教師だった人物。 |
豊隆 ほうりゅう | 沙龍の育ての父。最初の妻に先立たれ、香林と結婚する。蒼龍会の襲撃の際に戦死。 |
保科俊 | 『東京編』で沙龍の文通相手になった、函館在住の医師。 |
保科悠 | 保科俊の兄。東京在住。 |
本田健一 ほんだけんいち | 日本の高校生だったが、ひょんなことから水雲宮の厨房スタッフをしている。 |
【ま行】 | |
松木ゴロー | 沙龍と木佐の知人。キャパシティの高い陰陽師。両刀《バイセクシャル》。 |
水上慎太郎 | 『東京編』に登場した会社員。 |
めぐみ | 歌舞伎町の闇医者ユウユウのところに居る看護婦。 |
【や行】 | |
八雲 やくも | 京都の黒田家に仕える従者。 |
悠花 ゆうか | 水雲宮の従業員。沙龍の着付け係。中学生くらいの女の子。 |
由基 ゆうき | 陽輝の副官。 |
ユウユウ | 歌舞伎町の闇医者。内科医。中国人のオカマ。 |
【ら行】 | |
老師 ラオシー | 沙龍が上海で出会った老人。麻雀の達人で、無類の酒好き。鉄太郎の師。 |
陸圧 りくあつ | 西崑崙の仙人。特定の洞府を持たない「はぐれ仙人」で、碧媛の師匠。太上道君と交流がある。 |
リョウ | 歌舞伎町で働いているホスト。本名は前田了。 |
瑠伊 るい | 管弦府のスタッフで、奏欽の幼馴染み。 |
ルシア | 『東京編』で黒田倫太郎が発した謎の名前。 |
【わ行】 | |
汪 ワン | 上海の蒼龍会の幹部。香港出身で「ヴィッキー」という英語名を持っている。32歳。 |
神獣・霊獣
麒麟 きりん | 黄龍が現れた数百年後、同じく東方天界に現れた神獣。玉皇大帝の魂魄と融合した。五行属性全てを備え、天界において最強の力とされる。 |
黄龍 こうりゅう | 太古の昔、東方天界に姿を現した神獣。緑麗の魂魄と融合した。五行属性全てを備えた、人界における最強の存在。 |
黒焔虎 こくえんこ | 天界最速を誇る九雷の霊獣。外観は真っ黒な虎で、主人への忠誠心はバッチリ。口調も丁寧。 |
小龍 しゃおろん | 緑麗のペットだった幼龍。今は沙龍のペットになっている。飛ぶことと寝ることくらいしか出来ない役立たず。人語は喋れないが半分くらいは理解できる。体長は約三十センチ。 |
青鸞 せいらん | 九天玄女の霊獣。文字通り薄い青い色をした鸞。人見知りが激しく、九玄以外とは口をきかない。 |
ナンカイ・ホークス君参号 | 碧霞元君の霊獣。目付きは悪いが江戸っ子気質なエメラルドグリーン色の鸞。 |
竜生九子 りゅうせいきゅうし | 西海龍王に仕える九匹の霊獣たち。 |
その壱:贔屓 ひき | 原形は亀。のんびりやで力持ち。 |
その弐:螭吻 ちふん | 原形は鷹。水にも縁があって魚に変化できる。 |
その参:蒲牢 ほろう | 原形は白い龍。敖閏がよく騎乗に使っている。 |
その四:狴犴 へいかん | 原形は虎。理屈っぽい正義漢。 |
その伍:饕餮 とうてつ | 九匹の中では一番強い。飛行もできる大きな獣。 |
その六:蚣蝮 はか | 龍に似た四つ足の獣だが飛べない。水を好む。 |
その七:睚眦 がいさい | 原形は犬。気性が荒く、好戦的。 |
その八:狻猊 さんげい | 原形は獅子。火を好む。 |
その九:椒図 しょうず | 原形は蛙。九匹の中では一番弱い。使者や監視の仕事がメイン。 |